事務所だより
一覧へ戻る
2014年8月 残暑お見舞い申し上げます。
2014.09.17
残暑お見舞い申し上げます
2014年8月

弁護士 大 脇 美 保
弁護士 久 米 弘 子
弁護士 塩 見 卓 也
弁護士 中 島    晃
弁護士 中 村 和 雄
弁護士 諸 富    健
弁護士 吉 田 容 子
弁護士 分 部 り か
事務局一同



弁護士 大 脇 美 保


私が、市民共同法律事務所に入所したのは、25年前のことです。
入所時の挨拶状で、「すべての働く人々が(働けない人々も)心豊かに生活していける
社会をめざしていきたい」と書きました。

しかし、現状をみてみると、集団的自衛権、労働関係法の改悪、原発再稼働問題など
課題が一杯です。
また、女性の権利について言えば、法律面では前進している面もありますが、
各国の男女共同参画の状況を計る指標として用いられる「ジェンダーギャップ指数」
については、2012年度で、135カ国中101位という有様です。

離婚事件を主とした日々の事件と、自分の家庭内では最後の子どもの大学受験対応に
追われる毎日ですが、初心を忘れることなく、あきらめの境地に達することなく、
これからもがんばっていきたいと思います。

▲ページ先頭へ戻る





弁護士 久 米 弘 子


玄関前のプランターに植えた朝顔が毎日花をつけ、今年も1000個以上咲きそうです。
毎年種を採って播いているブルーに白の縁どりの一種のみです。
近所の人や通りがかりの人に「今年も咲きましたね」といわれると、
うれしくて毎年続けています。
弁護士は人の悩み事やトラブルをお聞きすることから仕事がはじまりますので、
ストレスが多いといえばその通りです。
「永年よく続けてこられましたね」と言われたり、自分でもそう思うことしばしばです。

我家の狭い玄関前や通路庭にプランターを並べて季節の花を少しずつ咲かせるのが、
私のささやかな楽しみであり、ストレス解消にもなっています。

事務所開設30周年、これからも初心を忘れずに、元気で仕事を続けられたら、
と思っています。どうぞよろしくお願い致します。

▲ページ先頭へ戻る





弁護士 塩 見 卓 也


弁護士になって丸8年、早いものです。今では、労働事件だけでも手持ち事件が
常時30件ほどあり、事件以外にも労働者派遣法や「残業代ゼロ法案」等の
労働法制改悪反対運動に日々忙しく過ごしています。

こんな私も、弁護士になる前は、今とは全然違うことをいろいろやっていました。
学生時代は、京大西部講堂の管理者をやりながら、芝居やバンドなどの
アングラ文化と関わり、また、学生時代から9年にわたり舞台の大道具の仕事をして
収入を得て生活しておりました。
大道具の仕事をしていたときは、職人的に仕事をやっていくこととはどういうことなのかを、
当時の親方に教わりました。
私の反骨精神や、仕事への職人的こだわりはこのころに培われました。

まだ今後30年ほどは弁護士業をできる年齢です。
労働者の権利向上や、原爆症訴訟など、ライフワークとなっている分野をはじめ、
今後も、ますます頑張って行きたいと思います。

▲ページ先頭へ戻る





弁護士 中 島   晃


月日のたつのは早いもので、あっという間に30年がたったというのが、正直な感想です。
市民共同法律事務所がこの30年間、それなりに評価される活動を続けてこられたとすれば
それは多くの皆様の支えがあったからこそであり、そのことにあらためて
感謝するものです。

不思議なもので、事務所が発足して間もなく、水俣病京都訴訟が始まり、
その後も薬害ヤコブ病などそのときどきに、いくつかの重要な事件にかかわることができ、
また京都のまちこわしに抗う住民運動にかかわるなかで、新景観条例の誕生を
見ることができたのは、まことに有難いことであったと思います。

集団的自衛権の行使容認など、安倍政権の憲法破壊の動きが強まるなかで、
引き続き、市民の皆さんとの共同の取組みをすすめていく決意です。
今後とも、ご支援ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

▲ページ先頭へ戻る





弁護士 中 村 和 雄


弁護士になってまもなく30年、人生の半分を市民共同法律事務所の
弁護士として活動してきました。
途中で「休憩」もありましたが、一般民事事件のほかに労働事件や行政事件など、
1年に100事件としてざっと3000事件、社会の中で生起する様々な事件に
関わらせて頂きました。
時代とともに、市民の中での階層化が進んでいることを感じています。

いま、安倍さんという同い年の超タカ派暴走首相の下で、憲法改正や集団自衛権の容認、
原発再稼働、労働規制の全面緩和など、この国がきわめて危ない方向へ
突き進んでいることを感じます。

平和を愛するひと、脱原発をめざすひと、労働者の権利向上を希望するひとなど、
平和な健康で文化的な生活をしたいと考えている皆さんが、世代、性別、信条を超えて
連帯しお互いを認め合いながら一緒に行動する、そんな運動に関わっていきたいですね。

▲ページ先頭へ戻る





弁護士 諸 富   健


2年前に安倍政権が発足してから、にわかに改憲の危機が高まってきました。
日本版NSC設置法、特定秘密保護法が相次いで成立し、
さらに集団的自衛権の行使を容認する閣議決定がなされるなど、
憲法規範が骨抜きにされる事態が着々と進行しています。

私は、もともと憲法に関心があり、5年前に弁護士登録してからそれなりに憲法運動に
取り組んできましたが、めまぐるしく動く憲法情勢の下、
それなりでは済まなくなってきました。
「明日の自由を守る若手弁護士の会」に設立当初から関わり、今年6月に設立した
京都支部の事務局長に就任しました。

また、京都96条の会や京都憲法会議にも関わらせて頂き、今年からは日弁連の
憲法問題対策本部にも加わることになりました。
今後ますます憲法運動にどっぷり浸かっていきそうです。
学習会等企画されましたら、どこでも駆けつけますので、お気軽にお声がけ下さい。


▲ページ先頭へ戻る




弁護士 吉 田 容 子

東海地方で育ち、東北地方で学生時代をすごし、東京で弁護士登録をする予定で、
司法修習の2年間だけ京都に住みました……
となるはずが、どういうわけか、既に京都で30年を過ごしています。

これまでに様々な事件を扱わってきましたが、現在は、女性の権利・外国人の
権利に関する事件がほとんどです。
そのほか、法科大学院での授業、日弁連の委員会活動、NGOの活動などもあり、
これらは弁護士業務とは異なる様々な出会いや経験もあって、なかなか刺激的です。
ただ、やることが多すぎて、少々、オーバーワーク気味。

昨今のきな臭い悪法の数々に限らず、良くも悪くも法は「人為的」なもの。
その時々の為政者の説明を鵜呑みにするのでなく、面倒でもその内容を
しっかりチェックしていく必要があると、つくづく思います。
今後も当事務所へのご支援ご協力を、どうぞよろしくお願い致します。

▲ページ先頭へ戻る
 




弁護士 分 部 り か


3回目の京都での暑い夏を迎えました。
弁護士3年と言えば、ある程度一通り事件をこなしたところ、と他の弁護士から
言われたことがあります。
が、振り返ると、私は、家事事件が多く、その中でも、小さい子どもさんがいる妻側の
事件が多いです。
子どもといえば、昨年からは、子どものシェルターにもかかわっています。

私が、ジェンダーの問題や子どもの問題に取り組んでいるのは、弁護士になる前に
心理カウンセラーとして女性センターや子どもの施設で働いたことがあり、
その知識や経験を活かすことができるだろうと思ったからです。
でも、やはり、本当の意味で、なにが「子どもの福祉」なのかを、
判断することは難しいです。

だだ、何事においても、当事者の声に耳を傾けることが基本であることを肝に銘じ、
前を向いて日々の事件に取り組んでいます。

▲ページ先頭へ戻る